ディンプルキーの合鍵
ディンプルキーの合鍵
ディンプルキーは、防犯性が高い鍵で家の玄関や自転車の鍵、南京錠など様々な鍵に使われています。ディンプルキーには表面に小さなディンプルというくぼみがあり、普通の鍵よりもピッキングなどの防犯防止効果が期待できます。
普通の鍵との違いは鍵を差し込むシリンダーの構造にあります。シリンダー内部には外筒と内筒の2つが組み合わさり、内側が開店すると開錠できますが、その内側に回転を邪魔するピンがあり、ディンプルキーは普通の鍵とは異なり上下、左右、斜め方向にもピンが設置されているので構造が複雑で防犯性が高くなります。
特にピッキング対策には有効なディンプルは、複雑な構造上合鍵が作れない場合も考えられ、費用も3000~5000円とかかる事もあります。複製をするためには専用のマシンが必要であったり、作成のための技術力も必要になるため、ディンプルキーの合鍵を作製する場合には、事前に取り扱っているかなどを確認してから相談すると良いです。
合鍵を取り替えるときの注意点
ディンプルキーは、比較的防犯性能が高いことから非常に多くの建築物で利用されるようになっています。しかし、防犯性能が高いがゆえに鍵をつくるのは難しく、それゆえに注意しなければならない点があります。
例えば、製品によっては合鍵を交換しようとしてもその場ではつくることができないことがあります。この場合は鍵番号を知っていればメーカーに依頼することでつくってもらうことができますが、取り替える理由が紛失や破損といったものだと、発見した人によって犯罪に利用されるおそれがあることから、錠も新しいものと取り替えなければならなくなります。特に、賃貸マンションや賃貸アパートは防犯上の観点から錠もすべて取り替える方針がとられている物件が非常に多くなっています。
ディンプルキーは鍵だけであれば1本1万数千円程度でつくってもらえますが、錠の交換も伴う場合は出費が大きくなるので、なくさないように保管や携帯をしておきましょう。